ラーメン丼の模様の意味:龍やうずまきが書かれるのはなぜ?
目次
ラーメン屋さんでラーメンを食べるとき、丼の模様について気になったことはありませんか
ラーメン丼には、グルグルしているうずまきのような模様や、「喜」が二つ並んでいるような模様や、龍の絵が描かれることが多いです。
これらの模様には何か特別な意味があるのでしょうか?
この記事では、「ラーメン丼の模様の意味:龍やうずまきが書かれるのはなぜ?」というテーマで詳しく書いていきます!
ラーメン丼に描かれる模様や文字の種類は?
ラーメン丼に描かれる模様や文字には、いろいろと種類があります。
今回は、その中でも代表的な模様をピックアップして紹介します。
- 龍の絵
- 鳳凰の絵
- グルグルのうずまき模様
- 「喜」の文字を2つ並べたもの
一般的に、これらの文字はお客様の幸せや、店舗の繁栄などを願って描かれているようです。
それぞれの模様について、もう少し詳しく見ていきましょう!
①ラーメン丼に龍…なぜ?意味がある?
ラーメン丼には龍が描かれていることが多いです。
もともと龍は、中国などのアジア文化において特別な存在とされています。
龍は「天帝の使者」と考えられ、力強さや幸運を象徴し、しばしば雨をもたらし五穀成就をもたらす存在としても崇拝されてきました。
そのラーメンは、中国から日本に伝わった料理であり、中国文化の影響を受けています。
龍がラーメン丼に描かれることで、食事の際にお客様の幸運を願いつつ、お店の繁栄への願いも込められています。
②鳳凰の絵
ラーメン丼には、鳳凰の絵が描かれていることもあります。
鳳凰は、中国では高貴でありがたい生き物で、龍と同じく「幸運をもたらす」と言われています。
ちなみに、「鳳」が皇帝で、「凰」が皇后の紋章とされていました。
③ぐるぐるのうず巻き模様
ラーメン丼の定番デザインとして、四角くグルグルになってる渦巻き模様がありますよね。
この模様は正式名称を「雷紋(らいもん)」と呼びます。
中国の伝統的な模様で、建築物や陶磁器によく描かれていたようです。
自然界の雷をモチーフにしながら、迷路のようなうずまきで魔除けの意味も込められているようです。
いかにも中国らしい模様だという理由で、ラーメン丼のデザインとして定着しました。
④「喜」の文字を2つ並べたもの
ラーメン丼には「喜」という文字を2つ並べた模様もありますよね。
この模様の正式名称は「双喜紋 (そうきもん)」と呼ぶようです。
中華圏では、新郎新婦が並んで喜んでいる姿を文字にしたものとして、喜びが重なるほどめでたいという意味を持っています。
結婚式や春節などで使われる特別な模様をラーメン丼にも使うことで、美味しいものを食べる喜びを意味しているのですね!
ラーメン丼の模様は大事!
ラーメン屋さんにとって、ラーメン丼は欠かせない大事な器です。
単なる食事を超えて、中国の文化や歴史とも結びつき、ラーメン1杯を「ひとつの作品」のように仕立て上げてくれます!
また、模様にはお客さんやお店の幸福や繁栄を願う意味も込められています。ラーメン屋さんで食べると、不思議と元気になることって、ありますよね…!!
まとめ
今回のブログ記事では、ラーメン丼の模様や文字のデザインについて解説してきました。
丼の模様は、中国文化からきた4種類「龍」「鳳凰」「雷紋」「双喜紋」が一般的で、それぞれに意味や願いが込められています。
最近はオシャレなラーメン店も増えており、真っ白な丼や真っ黒な丼もありますが、やはり昔ながらのラーメン丼にも味わいがありますよね。
ぜひ、次回ラーメンを召し上がる際には、この記事の内容を少しだけ思い出してみてください。どんな模様が書いてあるか、確認してみましょう!