マー油/ラー油の違いと使い方は?辛さと味わい比較
目次
こだわりのラーメン屋では「マー油」のトッピングを見ることがあります。
- マー油ってなにでできてる?
- マー油はなぜ黒いのか?
- マー油とラー油の違いは?辛くない?
ラー油は中華料理だけでなく、幅広い料理で使われる辛味調味料ですが、マー油はそれほど知名度が高くありません。
結論としては、マー油は九州の熊本ラーメンが発祥で、「焦がしニンニクとごま油」を合わせた調味料です。ラーメンと相性抜群なマー油について、詳しく解説します。
マー油とは何?なぜ黒い?
前述の通り、マー油とは「焦がしニンニクとごま油」を合わせた調味料です。
なぜ独特な黒色をしているかと言うと、ニンニクを完全に焦がしているからです。真っ黒になるまでこんがりと揚げたニンニクをすりつぶして、ごま油と混ぜ合わせます。
焦がし加減によって味わいが異なり、まだ白いニンニク・茶色くこんがり揚がったニンニク・そして黒くなるまで揚げたニンニクを、うまくブレンドすることで独特なうまみが抽出されるのです!
マー油の特徴と使い方
マー油には独特な風味や味わいがあります。
焦がしニンニクの苦みがありますが、香ばしさとコクは他の調味料とは一線を画します。
特にラーメンとの相性は抜群で、味わいや香りに深みを与えてくれます!
スープとのハーモニーを考えながら、自分の好みに合わせて少量ずつマー油を加えてみましょう。風味が強いので、少量からスタートして、徐々に味を調整するのがポイントです。
また、ラーメン以外にも炒飯や餃子、担々麺、カレーやパスタ、鍋料理などにもマー油を使う人がいるようです。
マー油は辛くない?ラー油の違いは?
辛さの比較
マー油とラー油は、材料が違います。
- マー油:ごま油と焦がしニンニク
- ラー油:ごま油と唐辛子
商品ごとに違いはありますが、一般的に、マー油は辛くないです。香ばしさとコクが特徴の調味料です。
それに比較すると、ラー油は辛さが特徴ですよね。唐辛子を使っているため、ピリッとした辛さがあります。
風味と味の違い
マー油は苦み・コク・香ばしさが特徴的です。ニンニクの風味にはパンチがあり、一度食べると癖になる人も多いです。
一方、ラー油は唐辛子の辛さとごま油の香ばしさが特徴的。餃子に使われることが多いですが、ラーメンに使っても、辛さのアクセントになります。
マー油は九州・熊本ラーメンが発祥
マー油は、九州の熊本ラーメンが発祥です。
豚骨ラーメンに、黒いマー油をたっぷりとかけるのが特徴!
その見た目のインパクトと、香ばしい味わいが人気となり、今では熊本以外の豚骨ラーメンでもマー油は一般的な調味料になってきています。
さらに、カップ麺やインスタントラーメン業界でも、「黒マー油豚骨」などの商品が多く、トレンドになっていると言えるでしょう。
【まとめ】マー油でラーメンにコクと香ばしさを加えてみよう!
今回のブログ記事では、マー油とは何か?ラー油との違いや、ラーメンとの相性について解説してきました。
マー油は焦がしニンニクとごま油を使った調味料で、辛くないことが多いです。(一部、辛さもあるマー油が作られています)
その一方、ラー油はごま油と唐辛子を使った調味料なので、辛さが特徴的。
ラーメンに追加することで、味の変化を楽しむことができます!
マー油を置いているラーメン屋は多くありませんが、北海道ラーメンみそ熊は、なんと北海道ラーメン専門店なのに「マー油」を卓上に置いています。(※一部、店舗によって異なります。)
マー油とラーメンの絶妙&独特な風味を、ぜひお楽しみください!