ラーメン屋の初期費用はいくら?内訳や節約ポイントを解説
目次
ラーメン屋を開業するには、夢や情熱だけでなく、慎重な計画と資金調達が不可欠です。
- ラーメン屋の初期費用はいくら必要?
- 最低いくらあればラーメン屋を始められる?
- ラーメン屋の開業資金の調達方法は?
上記のような内容を、まとめました。
初期費用はラーメン屋を開業する上での出発点ですが、その資金調達や予算計画こそ、ラーメン屋経営の成否に直結するポイントなのです…!
今回のブログ記事を通じて、ラーメン屋経営における初期費用の全体像を掴み、成功に向けてのヒントを紹介していきます。
ラーメン店を開業するにはいくら必要?
そもそも、ラーメン店を開業するには、初期費用と運転資金の2つの資金が必要です。
初期費用には内装や外装の工事費・物件取得費などが含まれ、運転資金は人件費・原材料費・水道光熱費などが含まれます。
両方を合わせると、平均して1000~2000万円が必要になってきます。
具体的にはどれくらいかかるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
ラーメン屋の初期費用【内訳と金額】
ラーメン屋を開業するには、店舗用物件の取得、内装、厨房設備などが含まれる「初期費用」が必要です。
その内訳は、以下の通り。
- 物件取得費用:家賃25万円と仮定すると150~250万円
- 内装・外装の工事費用:500~1000万円
- 厨房機器などの設備投資:200~250万円
- 什器など:50万円程度
- 食器や調理器具など:100万円程度
これらを合計すると、1000~1500万円程度になるというわけです。
店舗用物件の取得費用は立地や規模で変動しますが、家賃の6~10ヶ月分を見積もっておくと良いでしょう。
内装工事は物件の状態によって異なります。 居抜き物件であれば200万円程度、スケルトン物件なら500万円以上が必要となることも多いです。もちろん、規模やこだわり具合によって金額は大きく変わります。
その他、厨房機器や什器、調理器具などを揃える初期費用がかかります。金額としてはかなり大きいですよね…。正直、なかなか勇気のいる決断になります。
ラーメン屋の運転資金【内訳と金額】
続いて、ラーメン屋を開業するときに必要になる「運転資金」についてです。
運転資金は店舗の規模や仕入れによって変動しますが、3ヶ月から6ヶ月分の固定費を目安に計画すると良いでしょう。
運転資金の内訳目安は、以下の通り。
- 賃貸料:20~25万円
- 水道光熱費:約15万円
- 食材費:約60万円
- 人件費:約50~65万円
平均的なラーメン屋の運転資金は、月に150~200万円ほどになりそうです。
そして、ラーメン屋の開業に際しては、開店後3か月~半年分の運用資金を準備しておくことが重要です。
安定した売り上げが得られるまでには時間がかかるため、その前に資金が底をつくと、支出をまかなえず、閉店に追い込まれてしまうかもしれません。
開店直後の数ヶ月間、安心して経営できるよう、余裕をもって開業資金を計画しましょう。
ラーメン屋の初期費用を安く節約するためのポイント
ラーメン屋を成功させる秘訣は、「初期費用と経営戦略にある」と言っても過言ではありません。
その点、開業時の初期費用については、当然ながら「なるべく安く抑えた方が良い」ということになります。
北海道ラーメンみそ熊には、その具体的なノウハウがありますが、ここでは一般論として以下3つのポイントを紹介します!
①ラーメン店の居抜き物件を狙う
ラーメン店の居抜き物件であれば、電気・照明の設置、水まわりの工事など、さまざまな内装工事費や厨房設備の費用を抑えることができます。
造作譲渡料に数十万円かかる場合も多いですが、それを含めてもメリットが大きいです。
また、閉店した店舗の経営状況を参考にすることもでき、今後の経営に大きなヒントを与えてくれるでしょう。
②中古設備や機器の検討 – 賢くコストを抑える方法
中古の設備や機器を利用することで、初期費用を効果的に節約できます。
すべてをピカピカの新品でそろえる必要はありません。
お客様の満足度を高くしつつ、いかに余計なコストをカットできるかを考えるのも経営者の仕事です。
③助成金や融資制度の利用
政府や市区町村において、助成金や融資制度を用意していることがあります。
これらの制度を有効活用することで、資金計画においてプラスに働きます。
自分から積極的に制度を調べてみましょう!
まとめ
今回のブログ記事では、ラーメン屋が開業するにあたって必要な初期費用について解説してきました。
要点をまとめると、以下の通りです。
- 初期費用は1000~1500万円ほど必要になる
- 開店後3か月~半年分の運転資金の確保も重要
- 居抜き物件を選ぶことでコストカットができる
ラーメン屋経営の成否は初期の計画と資金調達がとても大切です。
この記事でラーメン屋オープンの費用面での現実を知り、余裕のある準備をして開業に臨みましょう!