味噌ラーメンはなぜ高い?原価が高い理由に迫る
目次
醤油、塩、豚骨などのラーメンに比べて、味噌ラーメンの値段が高いことに疑問を抱いたことはありませんか?
- 味噌ラーメンだけ値段が高いことが多い
- 味噌ラーメンは原価が高いの?
本記事では、味噌ラーメンが他のラーメンよりも高価である理由に迫ります。
ラーメン屋では味噌ラーメンの値段が高いことが多い
ラーメン屋では、スープの味を複数提供している店があります。
その場合、醤油ラーメン・塩ラーメンと比較して、味噌ラーメンだけ値段が高いことが多いです。
例えば、醤油ラーメンが790円、塩ラーメンが790円に対して、味噌ラーメンが880円になっているなど。(北海道ラーメンみそ熊のメニューです。)
味噌ラーメンが高い理由とは?
味噌ラーメンの価格が高い理由として、以下の3つがあります。
- 味噌の原価が高い
- スープ、具材の量が多い
- 作るのに手間がかかることが多い
もう少し詳しく見てみましょう、
味噌の原料が高価である
味噌の原料となる大豆や米麹は、醤油や塩に比べて比較的高価です。大豆加工品の中でも、味噌は手間がかかり、こだわりの味を出すにはコストがかかります。
また、米麹は、麹菌の培養や乾燥などの工程が必要であるため、製造コストが高くなります。
味噌ラーメンの味を直接的に左右する味噌は、醤油や塩の原料に比べて約2〜3倍高くなることもあります。
味噌ラーメンはスープ、具材の量が多い
醤油ラーメン・塩ラーメン・豚骨ラーメンなどは、スープ全体の量を少なくしても、違和感がありません。
見た目にオシャレに見えることもあるくらいで、小さいラーメン丼を使う店もあります。
その点、味噌ラーメンは麺・具材がたっぷりとスープに浸かっている方が美味しそうに見えませんか?
単純な味噌のコストだけでなく、スープ全体の量も原価に関係してくるのです。
また、味噌ラーメンには野菜などのトッピングをする店もあり、原価はより高くなります。
味噌ラーメンの製造に手間がかかる
味噌ラーメンは、他のラーメンに比べて製造に手間がかかります。
味噌の保存・保管は、醤油や塩よりもデリケートですし、溶かす工程もあります。味噌の風味を活かすための温度管理なども必要です。
また、野菜を炒めたり、トッピングをしたりする手間もかかることが多いです。
味噌ラーメンは高くても人気…競合店の価格設定も関係する
味噌ラーメンの価格設定は、競合店の価格設定も影響を与えます。
競合店の味噌ラーメンの価格が高ければ、自店も価格を高く設定して、醤油や塩ラーメンと差別化を図ることができます。
原価の面とともに、経営の面でも味噌ラーメンは値段が高くなることが多いです。
まとめ
今回のブログ記事では、「味噌ラーメンはなぜ値段が高いのか」について解説してきました。
その理由は、他のラーメンと比べて原価が高くなりやすいことと、経営戦略という2つの観点から説明できます。
もちろん、ラーメン屋によって味噌ラーメンの原価や価格設定は異なりますが、ひとつの参考になれば幸いです。