【ラーメン屋の光熱費/水道代】1か月にいくらかかる?コストの目安を紹介
目次
ラーメン屋って、スープをじっくり炊き上げて、麺をゆでるお湯もグツグツと煮えたぎってますよね。
光熱費や水道代ってどのくらいかかるのか…気になる人も多いのではないでしょうか。
本記事では、ラーメン屋の光熱費や水道代の平均的な費用、売上や席数、ラーメンの種類などによって光熱費がどのように変化するか…また、ラーメン屋が光熱費を節約する方法についても解説します。
ラーメン屋の光熱費や水道代の平均的な費用
ラーメン屋の光熱費や水道代は、売上や席数、ラーメンの種類などによって大きく異なります。
一般的に、ラーメン屋の光熱費や水道代の平均的な費用は、売上高の7~10%程度と言われています。
つまり、毎月100万円の売上があるラーメン屋の場合、光熱費や水道代は7万円~10万円程度であれば適正レベルということです。
とはいえ、実際には売り上げ規模にかかわらず、1店舗で月10万円以上の水道光熱費がかかるのは仕方ない部分です。味にこだわるからこその、コストです。
店舗規模ごとに光熱費は大きく異なる
店舗規模ごとの、ラーメン屋の光熱費・水道代の目安金額をご紹介します。
店舗規模 | 電気代 | ガス代 | 水道代 |
---|---|---|---|
10席未満 | 3~5万円 | 2~3万円 | 1~3万円 |
10~20席 | 5~7万円 | 3~5万円 | 3~5万円 |
20~30席 | 7~10万円 | 5~7万円 | 5~7万円 |
30席以上 | 10~15万円 | 7~10万円 | 7~10万円 |
当然ながら、店舗規模が大きくなるにつれて、光熱費・水道代も高くなる傾向があります。席数が多いほど、空調や照明などの使用量が多くなるためです。
ラーメンの種類によっても光熱費は異なる
また、ラーメンの種類によって、ガス代や水道代が大きく変わることもあります。
例えば、スープを作るのに豚骨を5時間煮込む…など、ガスを長時間使用するラーメンは、ガス代が高くなります。
季節によっても大きく異なる
光熱費・水道代は、季節や天候によっても変動します。
ラーメン屋はキッチンが高温になるため、夏場は冷房の使用量が段違いに増えます。
また、冬場は暖房の使用量が増えるため、光熱費が高くなる傾向があります。
ラーメン屋の光熱費・水道代を節約するためには、基本的な節約方法から設備や機器の導入、契約内容の見直しなど、さまざまな方法を検討することが大切です。
光熱費を節約する方法
ラーメン店においては、厨房の機器や照明、エアコンなどの使用によって、光熱費が大きくなる傾向にあります。特に、大量の湯を沸かす作業や冷蔵庫・冷凍庫の運転には多くの電力が必要となります。
また、ラーメン作りにおいては、麺の茹でる作業や調理器具の洗浄、店内の清掃など、水の使用が欠かせません。
適切な光熱費削減策、節水対策を施すことで、コストを削減することが可能です。
以下のような方法が有効です。
基本的な節約方法
- こまめに消灯する
- エアコンの設定温度を上げる
- 照明をLEDにする
- 節水型の蛇口やシャワーを使い、出しっぱなしにしない
設備や機器の導入による節約
- 省エネ型の調理器具や照明器具を導入する
- 空調の自動運転機能を活用する
- 太陽光発電システムを導入する
- 節水型の水栓の導入
- 高効率の洗浄機の利用
契約内容の見直しなどによる節約
- 電気やガスの契約プランを見直す
- 一括契約を検討する
- 定期的な水漏れチェックと修理
長期的なラーメン屋経営において、ランニングコストの削減に取り組むことは大事です。ひとつでも参考にしてみてください。
まとめ
ラーメン屋の光熱費や水道代は、売上や席数、ラーメンの種類などによって大きく異なります。
一つの目安としては、20席前後の中規模ラーメン店でも、水道光熱費は月10万円~20万円ほどかかるケースが多いです。
光熱費を節約するためには、基本的な節約方法から設備や機器の導入、契約内容の見直しなど、さまざまな方法を検討することが大切です。
本記事でご紹介した内容を参考に、ラーメン屋の光熱費を節約し、経営の改善に役立ててください。