札幌ラーメンの麺の特徴とは?ちぢれ麺/卵麺の起源と歴史を紹介!

札幌ラーメンは日本を代表するラーメンの1つですが、その麺には特徴的な個性があります。

  • 札幌ラーメンの麺の特徴とは?
  • なぜ縮れ麺が札幌で生まれたのか?
  • 卵麺って何?麺の色が黄色い理由は?

一般的に、札幌ラーメンの麺は「中太ちぢれ麺」です

札幌ラーメンの麺の特徴と秘密について、そしてなぜ札幌が「ちぢれ麺」や「卵麺」を生み出したのかについて、詳しく解説します。

札幌ラーメンの麺の特徴3つ

札幌ラーメンの麺は、一般的に以下3つの特徴があります。

  • 太さは中太
  • ちぢれ麺
  • 黄色い卵麺

全国的にも「札幌ラーメンと言えば、中太ちぢれ麺で、黄色が濃い」というイメージが定着しています。

なぜ札幌ではこのような特徴的な麺が使われるようになったのでしょうか?その歴史や秘密に迫っていきます。

ちぢれ麺の起源と特徴

縮れ麺は独特な形状が特徴ですが、なぜ生まれたのでしょうか?

実は、最初は「麺を箸で持ちやすくするため」だったと言われています。

北海道では厳しい寒さの中、一日中力仕事をする労働者も多かったのですが、夜にラーメンを食べようとしてもヘトヘトで手に力が入らず、麺を箸でうまく持てないのです…。

そこで、箸から麺が滑り落ちないように、ちぢれ麺が開発されました。また、麺を縮らせることでスープとの絡みやすさが増し、風味を一層引き立てる効果もありました。縮れ麺は寒い北海道の気候に合わせて開発されたのですね。

卵麺の起源と特徴

卵麺も札幌から生まれたと言われています。

卵麺とは、名前の通り「卵を使用した、黄色が濃い麺」のことです。以前は、ラーメンに使用する麺は、小麦粉と「かんすい(アルカリ成分)」を混ぜて作られ、クリーム色や茶色、保管状況によっては黒っぽくなることもあったようです。

「うどんは白、そばは藪色、ラーメンももう少し食欲をそそる色にできないだろうか…」そう考えた製麺所が、麺にかんすいだけでなく、卵も入れてみたのが始まりです。こうして卵麺が開発されました。

結果的に、美しい黄色になっただけでなく、卵は熱を加えると固くなる性質があるためのびにくく、さらに、しっとりしてツヤがあるというメリットもありました。

ちなみに、濃くてキレイな黄色にするために、卵だけでなくビタミンB2などを加えていることもあります。

札幌ラーメンの麺を語るうえで欠かせない「西山製麺」の存在

西山製麺は、札幌ラーメン界において非常に重要な存在であり、多くの有名ラーメン店が使用しています。

西山製麺は、昭和30年に創業され、以来、札幌ラーメンの麺のトップメーカーとして地位を築いてきました。今回紹介している「ちぢれ麺」や「卵麺」も西山製麺から生まれたと言われています。伝統的な製麺技術と最新の技術を融合させ、一貫した品質の高い麺を生み出しています。

札幌ラーメンの特徴である黄色い中太ちぢれ麺を語るうえでは欠かせない存在です。

【まとめ】札幌ラーメンは中太の黄色いちぢれ麺が特徴的!

今回のブログ記事では、札幌ラーメンの麺の特徴と、縮れ麺や卵麺の起源について、詳しく解説しました。

北海道の気候や食文化が「黄色い中太ちぢれ麺」に大きな影響を与えていました。

結果的に、スープとの絡み合い・もちもちツヤツヤの見た目・箸での食べやすさなどのメリットを生み出しています。

札幌ラーメンの魅力を語るうえで欠かせない「麺の魅力」について、この記事が参考になっていれば幸いです。

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